山口市では、年間を通じてさまざまなお祭りが行われています。その中でも、特に代表的なものをいくつかご紹介します。
湯田温泉白狐まつり
白狐が見つけた温泉という言い伝えをもつ、湯田温泉の春のお祭り「湯田温泉白狐まつり」。
山口市三大祭りのひとつに数えられるイベントで、温泉への感謝の気持ちと、お湯がいつまでも湧き続けるよう祈りを込めて、毎年4月に開催されます。
お祭りの2日間は、湯田温泉街周辺で恒例の「湯田温泉総踊り」や「白狐福引き」、音楽隊や仮装行列が練り歩く華やかな「白狐パレード」、キッチンカーの出店など様々なイベントが開催され、会場を盛り上げます。
祭り初日の夜には、白狐姿の子供達のたいまつ行列が練り歩き、温泉街は幻想的な雰囲気に包まれます。
山口祇園祭
室町時代、大内弘世公は山口の地で京を模したまちづくりを進め、1369年(応安2年)に京都の祇園社(現在の八坂神社)を市内竪小路に勧請しました。
その後、1459年(長録3年)に、京都の祇園祭を取り入れた祭礼が行われたのが山口祇園祭の始まりとされています。
初日には八坂神社で鷺(さぎ)に見立てた頭と羽をつけて舞う「鷺の舞」が奉納され、最終日には御旅所から八坂神社へ神様をお返しする御還幸が行われます。
中日には市民総踊りも開催され、祭りを彩ります。
地域の人々により、約600年にわたり受け継がれている伝統あるお祭です。
山口市で毎年7月に開催される
山口七夕ちょうちんまつり
大内氏の盆ちょうちんを受け継ぐ、約600年前から続く伝統のお祭りです。竹に付けられたちょうちん飾りが、街を明るく染めます。数万個の紅ちょうちんが街中を幻想的な光で包み、イベントも盛り沢山です。お祭り両日、中心商店街や一の坂川交通交流広場周辺は数万個の紅ちょうちんで飾られ、光のトンネルのように美しく彩られます。
山口市で毎年8月に開催される
このほかにも、山口市では、さまざまなお祭りが行われています。ぜひ、ご自身の興味や好みに合わせて、山口市のお祭りを楽しんでみてください。