キャンピングカーで旅をしよう
車でありながら居住スペースを備え、ホテルに泊まったりキャンプ道具を使ったりせずに旅を楽しめるのが、キャンピングカーです。キャンピングカーは車体サイズや居住スペースに備える設備などさまざまなバリエーションがあり、乗る人によって違った楽しみ方ができます。
例えば子どもを連れて家族の思い出を作るのなら、キャンピングカーの旅はぴったりです。小さい子どもがいるうちだと本格的なキャンプはハードルが高いですが、キャンピングカーであれば気軽にキャンプができ、自然との触れ合いを体験させることができます。ペットがいてなかなか旅行に行けない、旅行に行くにしてもどこかへ預けないといけないという方でも、キャンピングカーであれば一緒に楽しめます。
気の合う仲間たちと一緒に楽しくドライブをするのもおすすめです。居住スペースの広いキャンピングカーであれば、移動中でもワイワイと仲間との時間を楽しめます。キャンプやウィンタースポーツなど、アウトドアに繰り出すにもキャンピングカーは適しています。
これを揃えておけば安心! 必要最低限のアイテム
キャンピングカーで初めて出かける際は、以下のアイテムを揃えておけば安心です。
必要なものを忘れないように、事前にチェックリストを作っておくとよいでしょう。ただし、車内がごちゃごちゃしないためにできるだけ荷物を少なくすることも重要です。
①着替え
着替えは、基本的に泊数分を持っていけば問題ありませんが、1泊分多めに持っておくと追加で1泊することになった場合や服が濡れた場合などに安心です。荷物を少なくする方法として、宿泊予定のオートキャンプ場やRVパークにコインランドリーがあれば洗濯することを前提にした着替えの量にする選択肢もあります。
②風呂セット、衛生用品
大型のキャンピングカーで車内のシャワーがある場合はもちろん、日帰り温泉などを利用する際にもタオルやシャンプー類は有料貸出であることが多いため、風呂セットを持って行くとちょっとした節約になります。歯ブラシやティッシュなどの衛生用品類も忘れないようにしましょう。
③寝具
ダイネットの座席を倒してベッドを作るタイプのキャンピングカーであれば、寝具は必須です。また、枕が変わると眠れなくなる方は、普段使っている枕を持ち込むとぐっすり眠りやすくなります。
④ライト
行く場所によっては夜にかなり暗くなることもあるため、ペンライトやランタンなどライト類を持っておくと安心です。
⑤充電器
スマホやカメラを充電するための充電器も忘れずに持って行きましょう。シガーチャージャーにつないで充電するタイプの他、万が一キャンピングカーに何かあっても充電ができるモバイルバッテリーもおすすめです。
プラスαで載せておくと便利なアイテム
ご紹介するのは、人によっては必要ないかもしれませんが、キャンピングカーに載せておくと便利なアイテムです。
小型扇風機、カイロ
キャンピングカーでは、夏は家庭用エアコン、冬はFFヒーターで快適な室温を保つことが一般的ですが、消費電力が高くサブバッテリーだけでは保たないこともあります。バッテリー式・電池式の小型扇風機やカイロがあると、キャンピングカーの電源を使わずにある程度暑さや寒さをしのぐことが可能です。
カセットコンロ
食事は旅先ならではの料理を食べに行ったり、移動やレジャーの時間を確保するために簡単に済ませたりなどの選択肢がありますが、カセットコンロを持って行くと車内でさまざまな料理を作って楽しめます。例えば、冬には家族や仲間と囲む鍋料理がおすすめです。ただし、車内でカセットコンロを使う場合は煙が充満して一酸化炭素中毒にならないよう、ベンチレーターを回す、一酸化炭素警報機を持って行くなどしましょう。
キャンプアイテム
キャンピングカーはテントなどがなくてもキャンプを楽しめる車ですが、テーブルやチェアなどちょっとしたキャンプアイテムを持って行くとキャンプ気分を楽しめるためおすすめです。
耳栓
RVパークなどで車中泊する場合は、他の車のエンジン音やドアの音などが意外に気になり、夜中目が冷めてしまうことがあります。100円のものでも、耳栓を持って行くとそのような音をシャットアウトできます。
保温ボトル特に冬は温かい飲み物が飲みたくなりますが、キャンピングカー内で電気ケトルを使うと消費電力が高く、搭載しているサブバッテリーがすぐに切れてしまう可能性があります。カセットコンロでお湯を沸かすこともできますが、あらかじめお湯を保温ボトルに入れておくと手軽さもあっておすすめです。なお、RVパークなどで外部電源を利用できれば、電気ケトルの使用も問題ありません。
カメラ
スマホでも十分に写真を撮ることはできますが、旅先だと連絡やマップの確認などで普段よりバッテリーを多く消費することがあります。カメラがあればスマホのバッテリーを節約できる他、旅の思い出をより色濃く残しやすくなるので、おすすめです。