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ペットと車中泊:デメリット編

ペットと一緒に車中泊する際のメリットについてお伝えしてきましたが、当然デメリットもあります。主に「犬の健康面」に対するデメリットについて、以下でご紹介していきます。

1.「車酔い」をする可能性がある

人と同じように、車に酔ってしまうワンちゃんもいます、状態によっては震えがでたり、よだれが過剰にでるといった「車酔い」の症状がでる場合もあるんです。

「慣れ」で車酔いは改善されるとも言われていますが、1度車酔いを経験したわんちゃんは、トラウマから車を嫌うようになり、乗ることを拒否するようになる子もいます…。

車酔いの原因は、食事後すぐに乗車することや、車内のにおいです。車内に芳香剤などは置かないようにし、こまめな喚起で車内の空気を入れ替え、車酔いを防止してあげましょう。

クルマで長時間・長期間の移動をする予定がある場合には、「短時間クルマに乗る」といった練習を何度も繰り返したり、獣医師に相談して酔い止めを処方してもらうなど、事前にしっかりと準備をしておくのがおすすめです。

2.環境の変化による「ストレス」

クルマ自体が自身のナワバリになってしまっている犬の場合、

・窓から見える人、犬

・自転車

・ドライブスルー

などに反応し、吠えてしまうことがあります。

そうなってしまうと、移動している間ずっと「警戒モード」となってしまうため、終始緊張した、落ち着かない状態になってしまうんです。

すでに「吠えることが習慣付いてしまっている」という場合には、ケージの中にいれたり、カーテンをつけて目隠しをするなど、警戒する対象を見せない工夫が必要です。

そうすることで、多少は「吠え」や「警戒モード」を解消することができます。

またできるだけ快適に、安心できる環境にするためには、わんちゃんのにおいが染みついた毛布や、いつも使用しているクレートを用意しておくと良いでしょう。

「犬との車中泊時」に気をつけることとは

①熱中症にならないよう、犬の体調の変化をチェック

夏など気温が高いときに気をつけたいのは「熱中症」です。熱中症は重篤化すると死に至る、致死率の高い病気です。

熱中症は太陽が出ている「昼の時間帯」になりそうなイメージが強いと思いますが、夜間や就寝中に発症するケースもあるんです。

犬の適温は、湿度:50~60%、室温:25~28度程度だといわれています。

犬の体調の変化に気をつけながら、車内でも温湿度計を使って快適にすごせるように調整をしてください。

どのようなわんちゃんでも、車内に置き去りにすることは厳禁です。まだ過ごしやすいと感じるゴールデンウィーク辺りから、わんちゃんの熱中症は増えはじめます。人よりも暑さに敏感であることを忘れずに、車外へ出る際はわんちゃんも必ず連れて行くようにしましょう!

②「飛び出し」や「脱走」に気をつける

「車からの飛び出し・脱走」にも注意が必要です。実際にペットの飛び出しや脱走があり、悲しい事故が多数起きています。

「ちょっと扉を開けたらその隙間から出てしまった」「自動オープンの窓を自分で開けてしまった」など、クルマから脱走する機会はたくさんあります。

家族とのお出かけが嬉しいわんちゃんは、車内ではしゃいでしまう可能性もあるでしょう。わんちゃんがはしゃいだ際にドアロックを誤って解除しないよう、走行中はチャイルドロックも合わせて行っておきましょう。

飼い主さんが注意し、しっかりと管理していれば、脱走を防ぐことは可能です。扉や窓の開閉、車内外の出入りには十分に注意をしてください。

③「排泄物」は適切に処理をする

ペットとの問題で相談件数が多いのが「排泄」の問題です。

「排泄物を持ち帰って!」

こんな看板を見たことはないですか?排泄物を持ち帰ることは飼い主の責任であり、当然の行動ですが、その「責任ある行動」ができていない方が多いようです。

犬とのおでかけの際には「マーキングはさせない・おしっこは流す・うんちは持ち帰る」を徹底しましょう!

「ワンツー」や「シーシー」などの言葉の合図での排泄をコントロールしたり、トイレシーツの上で排泄ができるようになると、おでかけがとてもラクになりますよ。

車内で粗相をしてしまうという場合は、ワンちゃんが1日の中でいつトイレをしたかを記録してみましょう。

記録をしていくことで、おおよその排泄のタイミングがわかってくると思います。飼い主さん自身がタイミングを把握し、普段通りの時間帯に外に行って排泄をさせる。そうすることで、車内での粗相を減らすことが可能になります。

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